2021年 ショップライトLPGA

「ピッチマークが見つからない」畑岡奈紗は硬直グリーンに戸惑い

2021/10/02 13:46
畑岡奈紗は2アンダーで初日を終えた

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 初日(1日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

2連勝がかかる畑岡奈紗の4バーディ、2ボギー「69」はショートゲームに苦しんだ結果だった。ポアナ芝が混じる午後のグリーンに手を焼き、首位とは4打差の2アンダー29位発進。2日目の午前に巻き返しを図る。

ロースコア合戦が繰り広げられてきた戦いは今年、グリーンの状態が例年と少し異なる。「ウェッジでも、短いクラブでもピッチマークがつかない、見つけられないくらい硬い」と昨年4位に入った畑岡。前半12番で最初のバーディを決めてからはチャンスを決めきれなかった。

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2つ目のバーディが来たのは後半1番、グリーン奥からのチップイン。続く2番で3パットボギーをたたいた。「カップの内側で(読んで)打っていたが、逆に切れていっちゃって」と1mがカップに蹴られた。後半は「ティショットがぶれてピンチが続いた」と反省。ラフからでは残すパットの距離も長く、18ホールで31パットを要した。

笹生優花との競演はあす、もう一日。「あしたは朝(のスタート)なので、どんどんピンに近づけて伸ばしていかないと。あと2日しかない。しっかり伸ばしていきたいなと思います」とアンダーパーでのスタートにも、あせりを募らせた。前週「ウォルマート NW アーカンソー選手権」は初日2打差の5位からの逆転。さらなる挽回が2日目に求められる。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)

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