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3日連続エースへ「見られちゃう」 畑岡奈紗はピンを狙って大会2勝目へ

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 2日目(25日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

畑岡奈紗が7月の「マラソンクラシック」以来となる今季2勝目、2018年以来となる大会2勝目に向け首位に立った。6アンダー5位から後半6番(パー3)でのホールインワンを含め、2日連続の「65」で通算12アンダー。米女子ツアー史上5人目の1大会2エースを記録した勢いを最終日最終組への争いに持ち込む。

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3年前に米国で初めて勝った場所には今も“なにか”がある。初日は8Iを握った後半11番(パー3)で、この日は175ydで5Iを選んだティショットをカップに入れた。「まさか入ると思わなかったので、ビックリしました。先週と比べてアイアンでイメージ通りの球が打てている」と復調への手応えが最高の結果につながった。

インコースを回った前半はティショットに苦しんだ。フェアウェイキープが前日の12ホールから8ホール(全13ホール)に下がった理由を「朝イチのスタートで、思ったよりも距離が出なかった。ミスショットは2、3個だけだったが、狙い目を午後のプレーで変えていかないといけなかった」と冷静に振り返る。

セミラフからの第3打で「重心が浮いてしまった」とグリーンを外した14番(パー5)で今週初のボギーが痛かったが、その後はさすがの修正力を発揮。折り返しの18番(パー5)は4UTで2オンさせてバーディ。後半3番(パー5)からは上りのパットのチャンスを生かして2連続。「5mくらいの距離が決まってくれると流れに乗れる。大きかった」と、前日にグリーンでたまったうっぷんを晴らした。

「怖いですね」と苦笑いする今週2回目のホールインワン。米女子ツアーによると、「1大会3回」の達成者は過去にいない。「(あしたは)そうやって見られちゃうかなと思います。ピンは狙っていきたい」と周囲の視線も理解している。

悲願の米初優勝を飾った当地での平均スコアは「67.07」と驚異的。13ラウンドで70台は2回だけだ。「まだ細かい部分がしっくりしない中で、この位置で戦えているのは良い傾向」。最終日は3年前と同じようにミンジー・リー(オーストラリア)と最終組に入った。「複数回優勝を一年の目標にしている。ここで勝ちたいです」とはっきり言葉にした。(アーカンソー州ロジャース/桂川洋一)

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2021年 ウォルマート NW アーカンソー選手権



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