畑岡奈紗「やるからには金メダルを」/優勝会見一問一答
◇米国女子◇マラソンクラシック by Dana 最終日(11日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6578yd(パー71)
米ツアー4勝目を挙げた畑岡奈紗。最終日が中止という形での勝利となったが、優勝会見で「少しプレッシャーはあった」と明かした。東京五輪女子ゴルフ競技(8月4日~7日/埼玉・霞ヶ関CC)へ向け「やるからには金メダルを目指したい」と力を込めた。一問一答は以下の通り。
――朝ここに来たとき、こういう事態は想像していた?
こんな終わり方は正直、想像していなかった。
――コースに来て、どうしていた?
昨日からこういう予報が出ていたので、夜もそれを気にしながら、寝ているようで寝ていないような状態だった。中断して、途中でいろいろ考えることもあった。
――2019年以来の優勝
とても厳しい世界というのは分かっているが、毎年1勝を目標にやっている。去年勝てなかったのがすごく悔しくて、今年の初めもなかなか自分の思うようにはいかなかった。やっと勝つことができて、すごくうれしい。
――勝った気持ちは?
コースの皆さんもずぶぬれになりながらセッティングしてくれていたので、72ホール回って勝ちたかった。悪天候で54ホールになったが、勝つことができて本当にうれしい。
――中断中は何をしていた?
車の中で少し寝たり、音楽を聞いたり、コーヒーを飲んだりしていた。休んでいる間は考えることもあり、少しプレッシャーはありました。
――音楽は何を
J-POPです。
――初日の「61」はアイアンショットが素晴らしかった
(2週前の)KPMG(全米女子プロ選手権)で調子が良くて予選落ちをして、ふがいない気持ちがあった。そこで得た課題がアイアンの距離を合わせたコントロールショットだったので、それを先週(コーチの)ゲーリーと一緒にやった。こんなに早く結果が出るとは思っていなかった。
――今後の予定について
来週、レキシー(トンプソン)と一緒に回れる。ペアを組んでくれると思わなかったので、迷惑をかけないように楽しみたい。(7月22日開幕の)エビアン(選手権)の出場は本当に迷っていたが、東京オリンピックはプロになる前からの目標。難しい決断ではあったが、(次週の)ダウが終わったら一度日本に帰ってオリンピックに向けて準備をしたい。
――「全米女子オープン」のマーカーを使っているが
全米女子オープンのときに使いやすそうだなと思って自分で買ったが、負けた。悔しさを忘れないためにも「US Women’s Open」と書かれているので、それを見て二度とああいう気持ちにはなりたくないなと思っています。
――母国での五輪へ意気込みと無観客になったことについて
各国の代表としてトッププレーヤーが集まるので、簡単なことではないと思うが、日本で代表になれなかった選手の分もしっかり戦わないといけない。やるからには金メダルを目指して頑張りたい。楽しみに待ってくれていた方もたくさんいると思うので、無観客になってしまったのは残念。テレビで応援してもらえたらなと思う。
――練習をとてもハードにしているが
ゴルフにミスは付き物だが、うまくいかなかった部分をその日のうちに解決するという気持ちで、いろいろチェックをしている。
――日本に帰って何をしたい?
家族も待っていてくれるので、外には出られないが、家でお祝いできたらなというのと、待っている2匹の犬に会うのが楽しみです。