2021年 全米女子オープン

本当だったらプレーオフには…悔しさにじむ畑岡奈紗「一打の重みを感じた」

2021/06/07 10:20
畑岡奈紗は笹生優花とのプレーオフに敗れ、悔しさを隠さなかった

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 最終日(6日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

最終日を首位と6打差6位から出た畑岡奈紗は、序盤にダブルボギーをたたきながらも後半に巻き返し、3アンダー「68」で通算4アンダーとして笹生優花とのプレーオフに突入。3ホール目に笹生がバーディを奪い、2位に終わった。

序盤にラフを渡り歩いてダブルボギーとした6番や、2オンを狙ったものの、バンカーの縁に止まってパーに終わった17番(パー5)。振り返れば、何とかなったかもしれない1打が脳裏をよぎる。

「本当だったらプレーオフにならずに…。途中、一打の重みを感じていました」と、畑岡は悔しさを飲み込んだ。「でも、6打差あったのをプレーオフまで進めたのは良かったと思う」

悲願だったメジャー制覇は、あとわずか届かなかった。プレーオフを戦った笹生とは、2016年の「全米女子アマ」のベスト8で対戦し、1ダウンで負けていた。「ジュニアのときからずっと戦っているし、前から強くて絶対上がってくるなというのは分かっていた。簡単には勝たせてくれないと思っていた」

畑岡は気丈に負けを受け入れた。「今シーズンが始まってからなかなか自分のゴルフができていなかったけど、この試合に合わせて来られたのは収穫でもあるかなと思う。もちろん悔しい気持ちの方が大きいけど、これからまたしっかり調整していきたい」

次のメジャー大会「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は3週間後にやってくる。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

2021年 全米女子オープン