2021年 全米女子オープン

導かれて全米へ?勝みなみ「(ワタシ)持ってるな~」

2021/06/02 13:36
前週国内ツアーで優勝して米国に乗り込んだ勝みなみ(左は川満陽香理)

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 事前情報(1日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

「これはたぶん、行って勉強してこいっていうことだろうと思います」というのは勝みなみ。3年連続3度目の出場となる「全米女子オープン」だが、今回ばかりはそう思わざるを得なかった。

出場権を獲得した横浜CCでの36ホールの予選会は、会場となった横浜CCを回ってみたい気持ちの方が強かったが、プレーオフを勝ち抜いて出場切符をつかんでしまった。渡米直前の「リゾートトラスト レディス」は、「最終組だけど、優勝するとは思っていなくて、必死に振っていて余裕もなかった」という中で、気づいたら勝っていた。

優勝を決めた日曜日。愛知から東京まで車で戻り、渡米準備をして寝たのは24時半。翌朝6時に目覚めると、8時に迎えのタクシーが来て成田空港へ。10時にPCR検査を受けてから、出発の18時過ぎまでは空港で時間をつぶし、サンフランシスコ到着は現地月曜の昼。そのまま大会の出場登録とPCR検査を再び受けて、21時に就寝し、きょう火曜日は6時半に起きて18ホールを回ってきた。「めっちゃ寝ましたけど、身体がふわふわした感じがある」というものの、表情は明るく元気だ。

「勝って、不安とかが全部消えて(この試合に)専念できる。良い気持ちで来られたし、『持ってるな~』って思いました」と笑った勝。予期せぬトントン拍子でやってきたサンフランシスコだが、「来てよかったです。ここもなかなか回れないコースだし、良い成績が出たら自信にもなる」と手ぶらで帰るつもりはない。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

2021年 全米女子オープン