2021年 ロッテ選手権

「こんなところで緊張して…」 畑岡奈紗は終盤バーディラッシュで滑り込み

2021/04/16 14:51
もどかしい一日を笑顔で締めくくった畑岡奈紗(撮影/田邉安啓)

◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(15日)◇カポレイGC (ハワイ州)◇6563yd(パー72)

風が吹く午後組のプレー中も伸ばし合いが続く展開。1アンダースタートの畑岡奈紗が「こういう風なので、2アンダーにもっていけば入れるかな」と読んだカットラインは、通算3アンダーまで押し上げられていた。

インスタートから13ホール連続でパーが並んだ。「3mくらいのチャンスは結構あった。それが全然決まらなくて」。ようやく復調傾向を感じられてきたショットでピンに絡めても、ことごとくバーディパットがカップに消えてくれない。「ストロークだと思います。引っかけたくないとか、浅い方に外したくないというのがあって、ラインに集中して“そこ”に出すっていう方に(意識が)いってないところがあった」と振り返る。

後半5番(パー3)でようやく決まった2mは「引っかけたミスパット」。思わぬ形で停滞を打ち破ると、8番(パー3)ではロングアイアンのティショットを風にぶつけ、ピン下6mに置いてトータル3アンダーをクリア。最終9番も6mを沈め、連続バーディで締めた。

「最後のホールとか池も絡んでいるので、久しぶりに緊張しました。こんなところで緊張してどうするんだって思いましたけど…」と笑いつつ、「4日間やらないと始まらないので」。ひとまず胸をなでおろした。(ハワイ州カポレイ/亀山泰宏)

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