米国女子ツアー

ゴルフきょうは何の日<2月14日>

2021/02/14 10:35

2019年 広告出演の“天才少女”がアマ規定違反で警告

アマチュアゴルファーならではのルールに抵触したルーシー・リー※写真は2018年「ブエノスアイレス・ユースオリンピック」(Marcelo Endelli/Getty Images)

世界アマチュアランキング8位の16歳、ルーシー・リーがアマチュア資格規則に違反したとして全米ゴルフ協会(USGA)から警告を受けた。

2018年末、米アップルが展開するスマートウォッチの広告に出演。腕時計をしてゴルフスイングを繰り返すシーンがあり、アマチュアゴルファーが商品の宣伝や広告、販売に寄与することを禁じるアマチュア資格規則6-2に抵触すると判断された。

金銭やその他の報酬を受け取っていなかったことが確認されたこともあり、19年1月初旬に一時保留を通達していたアマ資格の喪失ではなく、警告にとどまった。アップルはすぐに広告を取り下げていた。

カリフォルニア州出身で、14年「全米女子オープン」の予選会を史上最年少の11歳で通過した“天才少女”として注目された。

19年10月に米国女子ツアー(LPGA)のQスクールでファイナルステージ進出を逃したが、下部シメトラツアーの出場資格を獲得。翌月に17歳でプロ転向した。ツアーメンバーは18歳以上に限るというLPGAの規定があるため、ファイナルで上位に入っても、特例が認められない限りフル参戦は難しい状況だった。

20年は下部ツアーで賞金ランキング8位。コロナ禍でレギュラーツアーへの昇格が例年の半分となる上位5枠に減ったため、ツアーカード確保はならなかった。