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2020年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権
期間:10/08〜10/11 場所:アロニミンクGC(ペンシルベニア州)

“懐かし”の4パットにもめげず 渋野日向子が取り戻したモノ

◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(8日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577yd(パー70)

12番グリーンの脇にあるリーダーボードには、1アンダーとしていた渋野日向子の名前もあった。上位争いへの期待が膨らむ中、10mのファーストパットは2.5mもオーバー。返しも再びカップの脇を通り過ぎ、ボギーパットも入らない。「笑いも出んし、怒りもせんし、ただただ悲しい。5パットするかと思った」と苦笑いの4パット。カップ周辺の芝は周りに比べてやや白くなり、スピードも上がっていたという。

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「ホントに泣きそうだったんですけど、なんか懐かしいなって思っちゃって。全英のときが」。最終日に4パットのダブルボギーをたたきながらメジャーの頂点に立ったときのように、痛恨のプレーをその後の2バーディではね返してみせた。

前半6番、9番(パー5)でも2度のバウンスバックを決めた。「去年までよく言われていたバウンスバックが久しぶりに2個できた。すごくうれしかった」。昨季日本ツアーで代名詞となり、ファンを魅了した逆境での強さを発揮した。

支えたのはショット。バーディ締めの18番は圧巻。痛快に振り抜いた1Wショットでフェアウェイど真ん中を捉え、セカンドは残り163ydから6Iのフルショット。奥のピンまで突っ込み、1.5mに絡めた。

「メチャクチャ振れていましたね。先週までフルショットでいい球が出るイメージが湧かなかったんですけど、きょうに関してはドライバーもアイアンも振れていた。最終ホールも6Iで狙った通り、しっかり振れた」

タフなコースを相手に耐えながら、チャンスと見るや持ち味である思い切りのいいショットでチャンスを演出。「きょうのゴルフは、今までとちょっと違うなと思える18ホールだった。アメリカツアーに出だして6試合目、きょうが一番風と友達になれたし、一番良かったんじゃないかな。イメージ通りにいく回数、毎ショット毎ショット自分の最大限の力を出すっていう回数が増えてきた」と言った。

初日アンダーパーは12人。間違いなくメジャーの高難度セッティングだが、イーブンパー13位につけた。「きょうは楽しかった。4パット打ったけど(笑)。若干(日本のときの感覚を)思い出した気がします」。渋野らしくなってきた。(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア/亀山泰宏)

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