2020年 ショップライトLPGA

スコアは「29」から「39」も 渋野日向子「後半のほうが好きなスイング」

2020/10/02 09:03
スイングへの手応えは後半の方が大きいという

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 初日(1日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

インスタートの前半「29」から一転、後半アウトは「39」と数字だけ見れば苦しんだ。渋野日向子の感性というフィルターを通せば、ちょっと見え方が違ってくる。

「自分のショットに関しては納得がいってなかったんですけど、ビックリするくらいのスコアが出た」という前半。10番でいきなりチップインバーディを決めるなど出だし4ホールで3つ伸ばして滑り出し、108ydと短いパー3の17番ではアゲンストの風に対して9Iのコントロールショットを1mにつけてバーディ。折り返しの18番(パー5)は残り229ydから3Wで2オンに成功してイーグルも奪った。

「自分の思うようなスイングができるようになっていったのに、グリーン上で苦戦してしまった」という後半。午後組で荒れたグリーンに手を焼き、3番(パー5)では3パットボギー。8番はセカンドショットを砲台グリーンの奥に外し、アプローチも大きくオーバーさせ、ダブルボギーをたたいた。

ホールアウトは午後6時前。翌朝のスタートにつながるバーディ締め

「自分の中で、もっと“しなやかに”振りたい」とバックスイングをコンパクトにするなど、試行錯誤を続けてきたスイングの手応えは、むしろ後半にあるという。「ドライバーショットに関して、ちょっと自分が狙っているよりも左に向いて、右に飛んでいくボールが個人的に好き。そういうボールが後半比較的多かった」と、うなずいた。

最終9番(パー5)で5mをねじ込むバーディフィニッシュ。午後6時前にホールアウトし、最低気温が10℃を下回る予想の2日(金)の第2ラウンドは午前8時47分と早いスタートになる。

「前半のスコアが出るということは、私にもビッグスコアが出せると思わせてくれる9ホールだった。朝からかなり寒いと思いますけど、攻めのゴルフだけじゃなくて、いろいろ考えながらやっていかないと」。3アンダー22位タイから貪欲に上を狙っていく。(ニュージャージー州ギャロウェイ/亀山泰宏)

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