2020年 ショップライトLPGA

シーズン最短6190yd 畑岡奈紗のポイントは「コントロールショット」

2020/10/01 08:30
次戦のメジャーも念頭にポイントを挙げた畑岡奈紗

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前(30日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

大西洋を望むフラットな18ホールの総距離は6190yd(パー71)。これは今季開催予定を含めた米女子ツアー全18試合で最も短い。畑岡奈紗は「ここが1年を通して一番短いコース。フェアウェイに置ければ、ショートアイアンがキーになる。風次第ですけど、フルショットはなかなかできないと思うので、来週に向けても、アイアンのコントロールショットでいいイメージをつくっていきたい」とキーポイントを挙げた。

2週前の「キャンビア ポートランドクラシック」は山火事による大気汚染の影響を懸念して欠場。拠点のあるフロリダ州オーランドで調整しながら、同じ舞台で戦う河本結山口すず夏、さらに小平智も加えた4人でラウンドするなどリフレッシュもできた。

この大会はツアールーキーだった2017年以来の参戦。3年前は2日間で通算8オーバーと苦しんで予選落ちを喫したが、いまや世界トップクラスの選手へと成長した。「1日4つずつくらい伸ばせるように。最近ショットがいいのに、なかなかパターを決めきれなくて乗れていけない。いつも2アンダーで止まっちゃったり。バーディをたくさん獲って、4アンダーを立て続けに出せるくらいにしたいですね」と力強い。

コロナ禍での大幅なスケジュール変更がなければ、今週は「日本女子オープン」で大会連覇に挑むはずだった。次週にメジャー「KPMG女子PGA選手権」(ペンシルベニア州アロニミンクGC)が組み込まれた以上、一時帰国は難しかった。

「ディフェンディングなので、本当は出なければいけなかったですし、出たかったですし…ことしはANAもコニカ(日本女子プロ)とかぶっていたり、日本(のメジャー)に出られないのは残念ですけど、その分は今週と来週を頑張りたい」。国内メジャー2試合で連覇への挑戦機会すら消えてしまった悔しさをぶつける。(ニュージャージー州ギャロウェイ/亀山泰宏)

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