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2020年 キャンビア ポートランドクラシック
期間:09/18〜09/20 場所:コロンビアエッジウォーターCC(オレゴン州)

チャーシューメン効果はなかったが…渋野日向子“3連敗”から“イイふう”に

◇米国女子◇キャンビア ポートランドクラシック 最終日(20日)◇コロンビアエッジウォーターCC (オレゴン州)◇6478yd(パー72)

猛チャージこそかけ損なったが、前に進む一歩をまた感じられた。日本で1試合、英国で2試合予選落ちして乗り込んだ米本土での2連戦。渋野日向子は前週「ANAインスピレーション」で決勝ラウンドに進み51位タイ、そして今週は24位タイで終えた。「自信はまだ持てていないんですけど、なんていうか、“イイふう”になってきていると思う」。連日のアンダーパーによる通算6アンダーのスコア以上の手応えを口にした。

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1カ月前に「全英女子」のタイトルを譲ったソフィア・ポポフ(ドイツ)と同組で8打差のトップを追いかけた日曜日は、2番(パー3)のバーディ先行直後にトラブル。1Wショットを右に曲げた3番、3オンを経て“お先”で沈めようとした1m以内のボギーパットがカップの左フチを滑った。

痛恨のダブルボギーに「早く上がりたがった。あの距離なら大丈夫だろうと思ったのが一番いけなかった。何回も経験しているのに、本当に情けない」と反省すると、丁寧なプレーにも回帰。「きょうは全体的に“チャーシューメン効果”がなかった。きのうほど良いリズムで打てなかった」とショットの切れ味は前日に比べて落ちたが、後半は粘り強さが光った。

14番以降、3m以内を沈めて3連続パーとした直後、17番で右ラフからの第2打をピンそば1mにつけてバーディを奪った。「微妙なパーパットを全部決められた。ボギーを打たないゴルフができたのはすごくうれしかった」。懸命にスコアメークして「70」でまとめた。

大西洋回りで米国入りしてから、少しずつ調子が戻りつつある。「なんで良くなったのか、自分でも分からない」というのが正直なところ。クロスハンドにしたパッティングをはじめとする技術的な修正点よりも、精神的な安定が要因として大きそう。「イギリスで2試合やって、気持ち的に落ち込んだところがあった。アメリカでちょっとずつ自分を取り戻して、楽になった」。今週はふがいないプレーに頬をふくらませたすぐ後も、1Wを振り切って何度もフェアウェイをとらえた。「すぐ切り替えができるようになったのは(日・英の)3試合とは違う。不安要素が減ってこの2試合は今までよりのびのびできた」

1週のオフを経て、再び主催者推薦で「ショップライトLPGAクラシックby Acer」(ニュージャージー州シービュー・ア・ドルチェホテル)に出場し、メジャー第3戦「KPMG女子PGA選手権」(ペンシルベニア州アロニミンクGC)との連戦に臨む。「きょうよりも再来週、再来週よりもKPMGと右肩上がりに行けるといいなと思います」。東海岸へのフライトは、渡米時よりも心がずいぶん軽いはずだ。

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