34ホール目に唯一のバーディ 渋野日向子「しんどかった」
◇米国女子◇ASIスコットランド女子オープン 2日目(14日)◇ルネッサンスクラブ (スコットランド)◇6453yd(パー71)
連覇の懸かるメジャー「AIG女子オープン」(全英女子)前哨戦で、渋野日向子は通算14オーバーの132位に沈んだ。初めて経験するリンクスコースで2日間1バーディにとどまり、予選落ちを喫した。
過酷な36ホールを終え、真っ先に反省の言葉が口をついた。「きのうよりショットは、ちょっとは良くなった。ただもったいないアプローチや2mくらい(のパット)を外したりした。スコアは自分の責任」
経験値がより重要性を持つリンクスで、唯一のバーディはこの日の後半16番(パー5)。「第3打を30cmに寄せて楽々バーディという感じ。34ホールかかりましたからね…いやー、しんどかったですね」と持ち味の攻撃性を発揮できず、我慢の展開を強いられた。
8オーバーと出遅れた前日のラウンド後、日本から届く応援メッセージに目を通したという。「遠くからでも応援してくれる方がいて、ありがたいですね。それをずっと思いながら、きょうは回っていました」。感謝の思いを胸に巻き返しを誓ったが、果たせず「情けない。申し訳ないです」と肩を落とした。
全英連覇へプレッシャー「やばいな」
ディフェンディング大会となる次週メジャーは、同じく本格的なリンクスコースが舞台になる。「気持ち的にはこの2日間があまりにひどすぎたので、あんまり感じていなかったプレッシャーを感じていますね。この試合が始まるまではリンクスに関して未知数だったけど、今回の打ちっぷりでディフェンディングなのにこれはやばいなと」と胸中を明かした。
「私がいま直せるのは、グリーン周りかなと思う。そこでどれだけダボを減らせるか、ボギーを減らせるか」。グリーンエッジからウェッジを握ってきた場面でパターを使うなど、マネジメントを改めるという。「できれば、あすもあさっても練習したいですね」と急ピッチで立て直しを進める。