2020年 ASIスコットランド女子オープン

渋野日向子「『一緒に写真を撮りたい』とも言ってくれた」海外選手から/一問一答

2020/08/13 11:00
「頭を使いまくって」と意気込んだ渋野日向子(写真は2019年AIG全英女子オープン)

◇米国女子◇ASIスコットランド女子オープン 事前(12日)◇ルネッサンスクラブ (スコットランド)◇6453yd(パー71)

渋野日向子が1年ぶりに英国に帰ってきた。次週ディフェンディングチャンピオンとして臨むメジャー「AIG女子オープン」(全英女子オープン)を控え、同じスコットランドでの米女子ツアーに出場。開幕前日にはオンラインで現地から会見に臨み、意気込みを語った。初日は午前10時21分(日本時間午後6時21分)にスタートする。

―現地入りしてからの過ごし方
日曜日にトレーニングをして、月曜日は筋肉痛がありながら初めてのコースを1ラウンド(18ホール)。パターよりはグリーン周りのアプローチ、バンカーを中心に。火曜はハーフを(9ホール)。

―リンクスコースの難しさは
なかなか難しい。グリーンにノーバウンドで乗ったら転がって行ってしまう。スピンがかからないので、セカンドのショットの距離感が大事。結構、バンカーに吸い込まれていくライ。バンカーも練習したが、かなり厳しいなと思いました。砂の感じは悪くないが、アゴについてしまうと出し切れない。壁に当たって戻ってくる悪循環に。バンカーに入れたときはダボがあると思った方が良い。アウトとインのコースの感じがまったく違って、風の影響をかなり受けそう。(他には)ラフの長さですかね。フェアウェイは転がるので距離は稼げる。280から290ydくらい飛んだときは結構ビックリしました。ラフに入ったらロストボールになりかねない結構な長さ。入ったら刻む選択しかない。コントロールも大事かなと思います。

―現地のコロナ対策は
(選手は)外出ができず、ゴルフ場とホテルだけの(往復)状態。そこに関しては徹底してコロナ対策をされている。自分も気をつけつつ、安心して過ごせている。

―次週の「AIG女子オープン」を見据えて
コースはまた変わってくると思うが、グリーンの感じが日本とはまったく違う。この4日間でバンカーに関しても、もし入ったときの処置の仕方もできたら(学べたら)。アプローチに関しては日本でやっていた以上のレベル、バリエーションも必要。練習ラウンドをしてきたので、試合でどう試せるかが重要かなと思います。

全英の前哨戦に挑む渋野日向子(写真は2019年大王製紙エリエールレディス)

―予選ラウンドは50歳のカトリオナ・マシュー(スコットランド)、21歳のエスター・ヘンゼライト(ドイツ)と同組
(マシューは)技術的にもリンクスには慣れていると思う。しっかり勉強できるなという思いもあるが、私らしさも見せられたら。(ヘンゼライトは)同い年だと思ったのでちょっとずつコミュニケーションを取れたらいいなと思います。出るからにはしっかり予選を通過して、上位争いをしたい思いがあるが、初めてのことが多い。その中でも自分のプレーができたらいい。

―青木翔コーチがキャディを務める
去年(全英女子オープン)と同じような感じでできたらいいなと思うが、去年以上にゴルフコースが難しい。頭を使いまくって、青木さんにも頑張ってもらって、しっかり相談してやっていきたい。

―練習ラウンド中の他選手との交流は
火曜日は3人で回った。(一緒に回った選手の)名前は分からない…。ひとりの選手が最後に「ありがとう」と言ってくれてうれしかった。自分を応援してくれている日本人の知り合いがいるとかで、「一緒に写真を撮りたい」とも言ってくれた。

―スコットランドの地域の印象は
(感染対策のため)空港からホテルまで車から一回も降りていない。ホテルの周りしか見えていないが、昔ながらの建物、自然がすごくて。デカい公園があったり、海があったりして、昔ながらの感じが落ち着きましたね。(食事は)日本食をかなり持ってきたので食べています。まったく経験のないリンクスコースなので、どうなるか分からない状態。結果も求めつつ、笑顔でお菓子を食べながら頑張りたい。

2020年 ASIスコットランド女子オープン