米女子ツアーも無観客連戦で再開 今月末からオハイオ州2戦

米女子ツアー（LPGA）は7月31日開幕のシーズン再開戦「LPGAドライブオン選手権」（オハイオ州インバネスクラブ）、翌週の「マラソンクラシック by Dana」(同ハイランドメドウズGC)を、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に無観客で開催する。

再開第2戦の「マラソンクラシック」は当初、ギャラリーを1日2000人以下に制限して入場を認める考えを示していた。LPGAのコミッショナー、マイク・ワン氏は16日、同大会の方針転換を明らかにし、大会スポンサーに「イベントに関わるすべての人、オハイオ州北西部の地域の健康と安全を守るべく動いてくれたチームに拍手を送る」と敬意を表した。

オハイオ州のマイク・デワイン州知事も「難しい決断だったと思うが、選手とファンの健康と安全を第一に考えたものだった」と同調した。なお、軍隊や警察、消防、救急関係者に加え、コロナ禍の第一線で戦う医療従事者や食品スーパーなどの労働者を入場無料とする計画は来年度大会に持ち越す。

同州では今週、米男子ツアーの「ザ・メモリアルトーナメント」を開催。1日8000人限定で来場者を認めるプランを再考し、開幕10日前に無観客での実施を決めた。

LPGAは2月の「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」を最後に、シーズンを中断している。