8月「全英女子」は厳戒態勢下で無観客開催 渋野日向子は連覇に意欲

渋野日向子のディフェンディング大会となる女子メジャー「AIG全英女子オープン」（8月20日～／スコットランド・ロイヤルトルゥーンGC）について、予定通りの日程での開催と無観客での実施が7日までに決まった。大会を主催するR&Aが発表した。

「全英女子」の2週前に予定していた「エビアン選手権」（フランス・エビアンリゾートGC)の中止が決まっており、これが今季メジャー初戦となる。渋野は「2連覇できるチャンスは私にしかない」と話し、出場に強い意欲を示している。

R&Aのマーティン・スランバースCEOは「AIG全英女子オープンをプレーすることは、深刻な影響を受けてきた選手たちにとって重要な一歩であると信じている。歴史的な状況下で2020年のチャンピオンになるための競争をテレビやソーシャルメディアでフォローしていく」とコメントした。

大会は新型コロナウイルス感染予防を徹底して開催される。選手をはじめ大会関係者全員に検査を実施し、期間中の移動も指定ホテルとコースの往復に限定。毎日の検温と厳密なプロトコル遵守を義務づける。R&Aは今後もスコットランド政府、英国政府、地元保健当局と緊密に連携していくとしている。

シーズンが中断されている米女子ツアーは7月31日開幕の新規大会「LPGAドライブオン選手権」（オハイオ州インバネスクラブ）での再開を予定している。