ミッシェル・ウィの代理人が辞任
2006年に続いて、ミッシェル・ウィの代理人が「サムスン世界選手権」の翌週に辞任しました。2006年は、ロス・バーリン、今回はグレッグ・ナードで共にウイリアム・モリス・エージェンシーから派遣されていました。では、そのナードのコメントです。
ナード(ミッシェル・ウィの代理人)
「将来について深く考慮した結果、速やかに辞任することと致しました。ウイリアム・モリス・エージェンシーに対しては、世界有数のアスリートとの仕事の機会を与えていただき感謝します。それは計り知れないほど貴重な経験であり、今後も私の糧となるでしょう。」
ゴルフチャンネルの情報通ブライアン・ヒューイットにもお話を伺いました。
ブライアン・ヒューイット
「今回の辞任劇で、ウィ側に表向きの変化は見られませんが、ナードがゴルフ業界で信頼される存在だったことを考えると、やや痛手といえるでしょう。私は月曜日、彼に話を聞こうとしましたが、“ミッシェルは素晴らしい子だ”と言う言葉と、発表されたコメント以外のことは聞けませんでした。ナードは以前、ナイキに勤めており、その時はタイガー・ウッズと家族同様の付き合いをしていたそうです。しかし、本人は“ナイキに戻ることは考えておらず、自分のビジネスを始める予定だ”そうです。
ウィに近い筋の情報によると、今回の辞任は、ちょうど1年前前任者のロス・バーリンのケースと全く同じだとしており、周りのアドバイスをなかなか受け入れようとしないミッシェルの両親のことが問題の根底にあることをにじませていました。もちろん、ミッシェルの両親としても、スタンフォード大に通い始めたばかりの娘のことが気になるのは分かります。ただ、学校関係者からの証言によると、その過保護ぶりにはやや行き過ぎた点もあるようで、大学生の親とは思えないほど娘に常に付きまとっているのが事実のようです。スタンフォード大のゴルフ・コースで、ミッシェルがプレーするときは他の学生同様、25ドルを徴収していますが、両親が同伴するため電動カートの料金も取らざるを得ないとしています。なお、この件で父親のBJにも連絡を試みていますが、まだ返事がありません。」
また、ウィの広報担当から出されたコメントです。
「グレッグが、今後ミッシェルの現場のマネージメントに携わらないことを残念に思うとともに、これまでの彼の働きに感謝し、今後の成功を願っています。なお、ミッシェルがプロ入りしたときからと同様に彼女をサポートするエージェントの中核には、何も変更はありません。」