原英莉花「失うものは何もない」 元世界トップも評価
2020/02/15 17:06
◇米国女子◇ISPS HANDA オーストラリア女子オープン 3日目(15日)◇ロイヤルアデレードGC(オーストラリア)◇6689yd(パー73)
21歳の誕生日に「72」で回った原英莉花は「中々かみ合わなくてフラストレーションが溜まるラウンドになったんですけど、最後にパーセーブが出来て、あしたにつながったかな」と前向きに振り返る。中盤に失速しかけたが41位から通算4アンダーの31位に浮上した。
鬼門は初日同様2連続ボギーとした高難度の後半13、14番。12番までに2つ伸ばしていただけに「しっかり(13、14番を)パーをセーブできるように頑張らないとアンダーは出てこない。キーポイント」と反省した。
オフの下半身トレーニングで1Wが安定し、3日間の平均飛距離は265yd。同組で元世界ランキング1位(メジャー2勝、ツアー20勝)の42歳クリスティ・カーも「球は飛ぶ。あとはコースマネジメントだと思う。だからポテンシャルは高い」と評価した。
原は「マネジメントミスが目立った。そこは気持ちをおさえないとダメ」とさらなる反省点を挙げる。フェアウェイから第2打を打った2ホールでボギーとし「イージーボギーを打っている。もったいないですよね」と悔やんだ。
前年大会2日目に「79」と崩れて、17位から予選落ち。ほろ苦い思い出として残る米ツアーデビュー戦も一つの糧に昨季の活躍につなげた。「(21歳の目標は)怪我をしないですかね」と笑いつつ、「失うものは何もない。どんどん攻めてバーディを獲りたいと思います」と気を引き締めた。