悲願の賞金女王へ 申ジエはシーズン終盤6連戦を決意
2019/11/10 17:42
◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 最終日(10日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd(パー72)
今季の賞金女王争いをリードする申ジエ(韓国)は、通算1アンダーの40位タイで3日間の戦いを終えた。約79万円を獲得して今季獲得1億3349万円(※今大会の獲得賞金は仮の為替レートによる計算)とし、賞金ランク1位を守ったが、同2位に浮上した鈴木愛との差は約685万円に縮まった。3位には申と約1353万円で渋野日向子が続いており、残り3戦となった今季の賞金女王争いは三つ巴の様相を呈している。
申は「(今週は)ちょっと長い一週間でした。爽やかな秋晴れのなかで素晴らしいプレーを目指したけど、残念なところが多かったです。左手のしびれを感じていて、その違和感で苦しかったです」と今大会を振り返った。
韓国ツアー、米国ツアーに続き、日本ツアーでの賞金女王戴冠を目指す申は、16年、18年と同ランク2位に終わり、悲願まであと一歩が届いていない。
「ここになって本当によい戦いになったので、見てくれるファンもより熱くなってくれると思うし、私も頑張りたい。最終ゴールは賞金女王だし、長い夢でもあります。その過程で自分のプレーがもたらす結果なので、悔いを残したくないという気持ちが一番強いです。なので、毎日、毎試合がんばります」と、次週も含めてシーズン最終戦までの残り3連戦、「マスターズGCレディス」から数え、6連戦に挑む決意を示した。(滋賀県大津市/今岡涼太)