米国女子ツアー

開幕直前の宮里藍、復活へ手ごたえ

2008/02/13 12:03
タートルベイは、海のすぐそば。強い風が吹き、選手たちを苦しめる

米国女子ツアー3年目のシーズンに挑む宮里藍。昨年中盤からドライバーの不調に悩まされていたが、シーズンオフ、そしてオーストラリアでのANZレディースを経て徐々に自信を取り戻しつつある。

「すごく良いオフシーズンを過ごせました」という宮里。12月はほとんどクラブを握らずに過ごし、戦える状態にリセットして1月の練習に入れたという。正月明けにすぐに米国に戻ると、ピア・ニールソンとリン・マリオットのいるアリゾナの静かな環境で練習に打ち込み、「自分のフィーリングに集中できました」と充実感を漲らせた。

2日後に開幕する「SBSオープン」への意気込みを聞かれ、「ドライバーの手ごたえは感じているので、自信を持って試合に臨みたい。ショットがよければ、必然的に勝つチャンスも出てくると思うので、強い気持ちで挑みたい」と答えた宮里。言葉にも力強さが戻ってきた。

この日は18ホールの練習ラウンドを行い、ティショットも無難にこなした。今季からは後輩の上田桃子も参戦する。「お互い目指しているものは一緒なので、いい刺激になりますね」。宮里の3年目のシーズンが、まもなく開幕する。