米国女子ツアー

アニカ、最後の「全米女子オープン」をイーグルで締めくくる

2008/07/01 10:00
観客の大歓声でイーグルを知り、万歳で喜ぶアニカ・ソレンスタム

今季限りで現役引退を表明しているアニカ・ソレンスタムが、自身最後の「全米女子オープン」の最終日、最終ホールを劇的なイーグルショットで締めくくった。

通算2アンダーからスタートした最終日だったが、17番までに7つスコアを落とす大乱調。最終18番パー5のティショットも右に曲げて、林の中に入れてしまう。第2打でフェアウェイに戻したソレンスタムは、残り199ヤードの第3打を6Iで放つと、それが大観衆の陣取るメインスタンド前で、なんと直接カップイン!コース中に大歓声が響き渡った。

「80は打ちたくなかった」というソレンスタム。「ローラーコースターみたいな一日で、最後はとっても皮肉だったけど、観客の声援と笑顔がすばらしく、とても興奮した」と振り返った。

家で1mのパットを、「全米女子オープン」のウィニングパットだと思って練習していた少女時代。同大会には過去15回出場して、3度の優勝を飾っている。ソレンスタムは、「もし数年後にカムバックすることがあるなら、それは間違いなく全米女子オープンになる」と話し、最後の大会を終えた。