アマ・その他ツアー

ツアープレーヤーたちのパワーの源<鈴木亨>

2008/07/28 09:16
愛娘、愛理ちゃんのドラマ初出演に刺激を受ける鈴木亨

今週の男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」は特に、気合いが入っている。昨年、プレーオフ3ホールの末に菊池純に破れたリベンジ、という理由だけではない。開催週の8月1日(金)。某局で放映予定のテレビドラマ「ヒットメーカー・阿久悠物語」(仮題)で、14歳になる長女・愛理ちゃんが初のドラマ出演を果たすのだ。

アイドルグループで活躍中の愛理ちゃんに白羽の矢が立ったのはこの春。ドラマを手がける監督のほうから「ぜひ出て欲しい」とオファーが入ったのは、数々のヒット曲を世に送り出した作詞家の阿久さんがヒット曲を提供したアイドルのひとり、桜田淳子さんの役だった。

ちょうど、阿久さんの一周忌に合わせて放映されるそのドラマは「スター誕生!」など、阿久さんが作った番組の実際の映像などをはさみながら、その偉大な作詞家人生を描くドキュメンタリーという。

それだけに、ただ演じるだけではない。歌って、踊れる子が求められていた。もともと、ダンス・歌唱力ともに評判だった愛理ちゃんだが「うちの娘がそんな高い欲求にも答えられるようになったんだということを知って、父親ながら感心する思いでした」と、鈴木は言う。

いまは、娘に付きっきりの妻・京子さんによると、愛理ちゃんは初めてのドラマにも臆することなく、堂々と演じきったという。しかも、京子さんの写メールで送られてきた娘の写真は、「桜田さんにどことなく似ていて。もともと顔の作りはまったく違うのに、ヘア・メイクや衣装でここまで変わるんだって、ほんとうにびっくりしました」と、振り返る。

「自分の娘ながら、根性が入ってる。最近はプロ根性すら感じて頼もしい限りですよ」と感心しきり。「たとえすすきのに泊まっていても、その日は早くホテルに帰ってテレビを見るつもり」という鈴木。ましてオンエアの週に、父親として不甲斐ないゴルフはしたくない。

愛妻家で子煩悩。「いつも、家族のパワーをもらってる」という鈴木には「コンサートなど、愛理が活躍している週のトーナメントは、たいてい僕の成績も良い」という好データもある。「もともと北海道は大好きだし、今週は特に頑張りたい」と、腕まくり。娘に負けじと、この週末は父も“ドラマ”のような大活躍でお茶の間を賑わせる・・・!?