ダボ発進から… 畑岡奈紗は上がり3連続バーディで13位
◇欧州女子◇アラムコ・サウジレディース・インターナショナル 初日(16日)◇ロイヤルグリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295yd(パー72)
あと一筋が入らない。中盤で決まらないパッティングに見せた悔しさは、上がり3ホールですっかり消えた。畑岡奈紗は16番(パー3)から微妙な距離をねじ込んで3つ伸ばし、4アンダーとして13位で滑り出した。
風が強まる午後にティオフし、最初の1番でティショットを左に曲げて4オン2パットのダブルボギー。「ボギーで抑えたかったけど、ショートゲームのミスも少しあった」と悔しい出だしだったが、その後は7番からの3連続を含む4バーディを奪って2アンダーで後半に入った。
しかし、潮風にさらされるインコースで流れを保てない。10番は3パットをたたいてボギー。11番(パー3)では、5m前後のバーディパットがボール1個分ほどカップをそれて悔しそうに天を仰いだ。12番もあと一筋で決まらずボギー。「後半はバーディが来るまで遠かった」と振り返ったが、「少しパッティングのストロークが遅くなっていた」と修正点を見つけ、再び流れをつかんだ。
14番で下り4mを決めて息を吹き返すと、16番はピン奥2m弱に乗せて歓声を浴びた。17番でミドルパットをねじ込み、ガッツポーズ。最終18番のパー5は、2打目をグリーンサイドまで運び3打目で2mにつけた。これを決めて、笑顔で初日を締めくくった。
「特にバックナインで風が強かったですが、パッティングは決めるところで決められた。いいゴルフだったと思います」と振り返った。午前7時21分(日本時間午後1時21分)の早朝スタートとなる2日目は「風のないうちにしっかり伸ばしたい」と、首位との4打差を追いかける。(キング・アブドラ・エコノミック・シティ/谷口愛純)