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米シニアQT控え賞金王に意欲 崎山武志が強くなった理由

国内シニアツアー「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」が5日、千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンで開幕する。開幕前日の4日は、会場で記者会見が行われ、現在賞金ランクトップに立つ崎山武志が今季4勝の躍進の理由を語った。

大会名誉会長の松井功、富士フイルム契約プロの青木功、前年覇者の室田淳と並んだ記者会見のテーブル。舞台慣れした3人と比べると、記者からの質問を受ける崎山の表情にはずいぶんと固さが目立った。

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プロ転向は30歳になる年の1992年で、レギュラーツアー時代は賞金ランキング85位となった98年が最高の成績。50歳になった2013年シーズンからシニアツアーに参戦すると花開き始めた。デビュー戦の「金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント」でいきなり優勝を飾るなどして賞金ランキング14位。翌14年は未勝利ながら安定した成績で同9位に入った。

迎えた今季はここまで、2週連続優勝を含む4勝を挙げて賞金トップの躍進だ。「レギュラー時代はどんぐりの背比べで、同じレベルの選手と練習ラウンドをして、私生活も同じようなことをしていた。シニアに入ってからはレギュラーツアーで活躍していた上の人と、昼も夜も一緒に行動させていただいている。会話がなくても、その一つ一つの言動が勉強になった」。シニアになってからの成長を実感し、自ら要因をそう分析している。

プロデビューは遅かったが、50歳以上の年齢制限があるシニアツアーでは皆、一年生からの再スタート。今季途中には、この日の会見で同席した青木から「今しかないよ」と声をかけられるなど、好成績のたびに先輩選手からの注目度も上がる好循環が、「他の人にはできない経験をさせてもらってます」と語る成長の養分になってきた。

自らも気づかず未開花だったポテンシャル。崎山はその可能性に賭け、来季はその環境を米国に移すことを目論んでいる。12月1日から4日間で争われる米シニアツアーの予選会に挑戦するという。出場予定78人で、与えられるわずか5枚の切符を争う厳しい関門だ。

「ゴルフをやる以上、いつかはナンバーワンの称号を」と国内賞金王への意欲も持っているが、次戦「ISPS・HANDA CUP・フィランスロピーシニアトーナメント」の出場を最後に、最終戦はパスして渡米する。約478万円差でランク2位につける室田をなるべく引き離しておきたい。

「胸を借りるというよりやっつけたい。(ギャラリーには)飛んで曲がらないティショットをお見せしたい」。いまだ不慣れな会見では終始控え目だったが、プレーでの強気は最後に強調していた。(千葉県木更津市/鈴木慶祐)

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