2012年 富士フイルムシニアチャンピオンシップ

尾崎直道が賞金王へ前進 願掛けの最終戦初日

2012/11/01 17:15
昨日の記者会見では弱気な発言が口をついたが・・・初日は9位タイの好発進で賞金王に前進!

1日(木)に「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」が千葉県にあるザ・カントリークラブジャパンで開幕。最終戦を残して現在賞金ランク首位に立つ尾崎直道は3バーディ、1ボギーの「70」でラウンドし、9位タイの好スタートを切った。

「アップアップの『70』だよ、2アンダーでよく回れたというのが正直な感想」ともらすも、この日は1ボギーで前半を折り返すと、後半は3つのバーディを奪って2アンダーとした。16番では難しいバンカーからのショットで「ボギーを覚悟した」というが、ピンの根元でぴたりと止まりパーセーブ。続く17番では、「ショットが完璧すぎてグリーンオーバーし、下り(のパット)を観念するアプローチが見事に寄ってくれた」と、連続ナイスパーセーブ。「あんなことは普通(起こりえ)ない」と、運さえも味方につけた。

この日の尾崎直は復調への期待を込めて“3つのチェンジ”を持って最終戦に臨んでいた。尾崎直のトレードマークであるオレンジのカラーボールをイエローに、そしてパター、そしてコースの3つ。「思いのほか、賞金王争いの選手が伸びていない。でも自分はもっともっと若々しいゴルフをしないといけない」。なにかが変わってくれれば・・・とすがる思いの願掛け?が、この日は尾崎を良い方向に導いた。残り2日、大会制覇、そして賞金王という大きなタイトルのダブル獲得に挑む。(千葉県木更津市/糸井順子)

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