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佐伯三貴は今回も2位!新人戦を制したのは大逆転で一ノ瀬優希

千葉県のグレートアイランド倶楽部で開催された、2007年「LPGA新人戦 加賀電子カップ」は、2日間通算7アンダーを叩き出した一ノ瀬優希が優勝を果たした。

初日に3アンダーで首位タイにつけた佐伯三貴は、2日目にも2ストローク伸ばしたが5アンダーの単独2位。ラウンド中、リーダーズボード(スコア表)が掲示されていないので、佐伯は他のプレーヤーのスコアが分からずにホールアウト。「え、私が優勝じゃないの!?7アンダー、誰がそんなスコア出したのよ」とクラブハウスに引き上げる最中に驚きの声を上げた。

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佐伯は1ヶ月前に同会場で開催された「伊藤園レディス」に出場し、最終日に首位を走っていたが、最終18番で2打目を痛恨の池ポチャ。プレーオフの末、北田瑠衣に敗れ2位に終わった。その悔しい思いを晴らすためにも今大会での優勝を狙った。しかし結果はまたしても2位。「悔しいけどしょうがないですね・・・」。今季最後の試合を終え、次なる闘い「ワールドカップ女子ゴルフ」に向け気持ちを入れ替える。

その佐伯を逆転し優勝したのは、この日7バーディ、ノーボギーと完璧なゴルフを見せた一ノ瀬。13歳からゴルフを始め、8月に行われたプロテストを8位で通過。現在までのゴルフ歴はたったの6年しかない。今季はレギュラーツアーの出場資格がなく、ステップアップツアーに5試合出場し、3試合で賞金を獲得している。今季レギュラーツアーで優勝経験をもつ佐伯や三塚優子、ぺ・ジェヒ、キム・ソヒといった顔ぶれを抑え栄冠を掴んだ。

この新人戦は若手女子プロの登竜門。第一回大会は不動裕理が優勝し、一昨年には上田桃子が優勝している。そして、今回優勝した一ノ瀬もこの2人と同じく熊本県出身。上田とはジュニア時代から何度もラウンドをしている仲だが、特別ライバル視はしていない。むしろ一ノ瀬がゴルフを始めるころからプロで活躍をしていた不動裕理が目標だろいう。一ノ瀬は先週行われた来季の出場資格をかけた最終予選で34位に入ったため、ほとんどの試合に出場することが可能だ。「来年はレギュラーに出られるので、優勝したいです!」今後の活躍が期待されるニューフェイスがまた一人誕生した。

◆最終結果
LPGA新人戦 加賀電子カップ 最終結果
1 -7 一ノ瀬優希
2 -5 佐伯三貴
3 -3 真子紗佳
4T E 服部真夕、菊地裕江、向山唯
7 +1 若林舞衣子
8T +2 下川めぐみ、安田記子、三津桃子
11T +3 キム・ソヒ、池田亜規、ペ・ジェヒ
14T +4 酒井千絵青山加織
16T +5 塩崎亜美、三塚優子
18 +7 横山倫子
19T +8 松本菜穂子、中村香織本多弥麗
22 +9 井上景湖
23 +10 川本麻美
24T +12 多田純子、飯田マリア

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