宮里藍さんセッティングのピン位置で難易度は?
2019/06/16 19:46
◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日(16日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6511yd(パー72)
大会アンバサダーを務める宮里藍さんが、4日間全72ホールのピンポジションを設定した。昨年大会は成田美寿々が通算16アンダーで首位に並んでプレーオフの末に制したが、今年優勝した鈴木愛のスコアは通算12アンダーだった。
通算4アンダー18位で終えた上田桃子は「全ホールめちゃめちゃ読みにくい。普段あんなに性格がいいのに、コースセッティングの性格はまあまあ悪い。それぐらい本当に読みづらい。でも、こっちから打ったらバーディが取れるとか、フェアなピンポジションなので、グリーンの読みができる人が上にいける」と納得の表情を浮かべた。
通算2オーバー40位だった成田美寿々は「第3ラウンド9番のピン位置(左5yd、手前9yd)がめちゃめちゃ難しかった。もうちょっと奥に切るかなと思っていたけど。厳しいピンポジションだった」と戦略性が高く、ティショットからの緻密な攻め方が要求される391ydパー4を例にあげた。
2018年(パー72)の平均スコアは「71.0598」でアンダーパー。3日目が悪天候でサスペンデッドになるなど単純な比較はできないが19年は「72.5785」とオーバーパーに達した。宮里さんは大会を総括し「反省点として、ここまで風が吹く想定はしていなかった。そこは経験不足が露呈した」と振り返った。
それでも2020年の記念すべき第30回大会に向け「コースセッティングに関してはモチベーションが高い。私も経験値を上げて、来年につなげていきたい」と意気込みを語った。(神戸市北区/玉木充)