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大山亜由美さん死去で選手が喪章を手作り 香妻琴乃は大粒の涙

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 初日(17日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6292yd(パー72)

25歳の女子プロゴルファー、大山亜由美さん逝去の一報を受け、福岡カンツリー倶楽部和白コースは悲痛な空気に包まれた。

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同じ鹿児島県出身でジュニア時代から親交があった香妻琴乃は「突然だったので実感もなくて信じられない。まさか病気になっているなんて思っていなかったです」とショックを隠し切れない様子だ。

数年前には千葉の一戸建てに5人ほどでルームシェアをしていた時期もあった。「毎日一緒にいたのでマイペースで世話が焼けることもあった」と当時を振り返る。香妻が2014年「サイバーエージェント レディス」で優勝争いを繰り広げたときには応援に駆けつけ、大山さんは「わたしも早く同じ場所に立ちたい」と目を輝かせていたという。

香妻は「後輩として可愛い部分もたくさんあった」とし、「最終日に着るウェアを勝手にアイロンかけてくれたりして――」と当時の記憶がよみがえり涙を流した。あす2日目に向けて「あゆみちゃんの分も、強い気持ちを込めてプレーしたい」と必死に前を向いた。

2015年プロテスト合格組(87期生)の同期たちも悲しみに打ちひしがれた。ささきしょうこは同期を代表して大山さんの父・文明(ふみあき)さんと連絡を取り合った。「最初にLINEで連絡をもらった時には悪い冗談だと思ったけど、そこで(亡くなったことが)本当なんだな」と実感したという。

ささきにとって、プロテストで初めて知り合った大山さんは同期だが年齢は3歳上。「年齢差以上にリードしてくれるお姉さん。面白いというか、ちょっと抜けた天然っぽいところもあって、初めてでも気さくにしゃべってくれて優しかった」と当時の印象を振り返る。前日は野澤真央と2人で100個以上の喪章を手作りしたが、数が足りなくなり、キャディには手首に巻く黒いゴムを用意した。

岡山絵里は、ささきからの電話で訃報を伝えられた。「その時は信じられなかった。朝になって、女子プロゴルフ協会(LPGA)から連絡が来て本当なんだなって」。プレーをともにすることはなかったが、プロ合格した当時は同じブリヂストン契約だったこともあり、イベントなどで顔を合わせていた。言葉を詰まらせ「ぶっとんでて、一緒にいて楽しかったです、お姉さんでしっかりしていて、たくさん甘えました」と溢れ出す涙をこらえられなかった。(福岡県福岡市/柴田雄平)

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