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2シーズンぶりの60台 “科学者”と大西葵の共通点

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(19日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6428yd(パー72)

大西葵にとっては、じつに2シーズンぶりの60台。大会初日に6バーディ、2ボギーの「68」をマークして、首位と1打差の2位としたが、「プライベートだと、めっちゃ(良いスコアが)出るんですよ」という。「でも、パターがちょっとイプってて…」とイップス気味であることを、そう表現する。

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プロデビュー直後から、パッティングには悩みを抱えているという。テークバックでパターを上げても、振り下ろそうとすると無意識にブレーキがかかってしまう。「入らなくてもいいんですよ。動いてくれれば…」。それが、この日は10mのロングパットを2度沈めるなど、わずか24パットで切り抜けた。試行錯誤を続ける中で、2週間前に導入したアームロック式の握り方が復調のきっかけだった。

「最近はぜんぜんダメで、“もうどうしよう(やめよう)かなぁ”みたいにいろいろ考えたりもするんです。だけど、お兄ちゃん(プロコーチで青木瀬令奈のキャディも務める大西翔太さん)が勝手に『こういうのをやれば』って言ってくれたり…。あんまり聞いてないんですけど(笑)…まあ、もうちょっと頑張ろうかなってアームロックをやったんです」。

パターグリップを左腕にくっつけて一体化させるアームロックは、PGAツアーで流行の兆しを見せている。大西が参考にしたのは、“科学者”の異名を持つブライソン・デシャンボーで、一時はクローグリップも試したが、いまはデシャンボーと同じく右手は一般的な握りを使っている。

デシャンボーの影響で、今年初めには弾道測定器のフライトスコープも購入した。「好きっていうか、気になるんです」と言って、こう続けた。「クラブも同じ(シャフトの)長さを使っていたりして、自分を持っているというか、変じゃないですか? 私も変なんで」。思わず、その言葉にうなずくと、ピシッと腕を叩かれた。(熊本県菊陽町/今岡涼太)

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