2019年 KKT杯バンテリンレディス

賞金女王の姪っ子 アマ竹田麗央が上々のツアーデビュー

2019/04/19 18:51
高校1年ながら、落ち着いたプレーをみせたアマチュアの竹田麗央

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(19日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6428yd(パー72)

初めてのレギュラーツアー出場。熊本国府高1年の16歳アマ竹田麗央(りお)は「最初のティショットはすごく緊張しました」と、ちょっぴり頬を引きつらせて振り返った。それでも初日をイーブンパー21位の滑り出し。「楽しかったです」と、火照った顔で微笑を作った。

おばは1993、94年と2度の賞金女王に輝いた平瀬真由美。母もプロゴルファーの平瀬哲子と環境には恵まれている。前半4番(458yd/パー5)は残り200ydを4Uで2オン成功。18番(479yd/パー5)も同じく2打目に4Uを握ってグリーンオーバー。166センチの恵まれた体格から繰り出す1Wショットは、同組で回った三浦桃香(今季平均飛距離6位)すら凌駕した。

初日は4バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフだった。「プロの皆さんはグリーンを外したときのアプローチがうまい。私にはまだ足りていない」という違いは、今後の課題として胸に刻んだ。

もう一つ、初めてのプロの試合で忘れられない言葉ができた。「ゴルフを大好きと思う気持ちを忘れないでね」。憧れていたイ・ボミ(韓国)との同組ラウンドで、直接もらった言葉だ。(熊本県菊陽町/今岡涼太)

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