4位フィニッシュの熊谷かほ「“セクシークイーン”はアン・シネさんのもの…」
◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン最終日(14日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6316yd(パー72)
4位から出た23歳の熊谷かほが5バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算6アンダーの4位で終えた。「もったいないボギーがあったのでそこがちょっと悔しいですね。調子が悪くなかったのでチャンスは結構ありました。その中でしっかりつかめたなと思います。とりあえずホッとしています」と胸をなでおろした。
3打差を追って最終組のひとつ前でスタート。「順位とかスコアは気にせずに、ひとつでも上に行こうと思ってプレーした」。2番、3番で連続バーディも7番、8番の連続ボギーでスコアを伸ばせず。それでも9番で3mを沈め、折り返した10番(パー5)で残り94ydの3打目を52度のウェッジで1.5mにつけて連続バーディとし優勝争いに食らいついた。
終盤は停滞して4位で終えたが、「最終組の1組前で回れて、貴重な経験ができたのですごくうれしいです」と、初めて予選通過したレギュラーツアーの決勝ラウンドを振り返り、笑顔を見せた。
ゴルフを始めた小学6年まではフィギアスケートをしていた。「ダブルトーループが好きだった」といい、体の柔軟性には自信を持つ。2010年バンクーバーオリンピック銀メダリストの浅田真央さんと同じ大会に出場したこともあるというが「級別の大会で、(浅田さんは)上のステージにいたので、一緒の会場でやったことがあるだけです」と念を押す。
レギュラーツアーで上位争いを演じ、身長163cmと抜群のスタイルが注目を集めて知名度が急上昇。プレー後はサインを求める長蛇の列ができた。すい星のごとく現れた、和製“セクシークイーン”に沸いた週末だったが、「(称号は)アン・シネさんのものなので、しっかり、成績で、プレーで見せたいと思います」と照れ笑いした。(兵庫県三木市/柴田雄平)