「車が大好き」という申ジエは、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの副賞に大喜び

今季の国内女子ツアーで活躍した選手たちを表彰する「LPGAアワード2018」が19日、東京都内のホテルで開催された。普段はゴルフウェアに身を包んだ女子プロたちが華やかな衣装で登壇し、会場を彩った。

年間最優秀選手賞（LPGA Mercedes-Benz Player of the Year）の申ジエ（韓国）、賞金ランキング1位のアン・ソンジュ（韓国）らが喜びに顔をほころばせる中、この日まで受賞者が発表されていなかったのが、メディア賞の「ベストショット」部門と「ベストコメント」部門、そして「LPGA資生堂ANESSA Beauty of the Year」の3賞。それぞれ、会場でのサプライズ発表となった。

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4度目の賞金女王に輝いたアン・ソンジュ。あと2勝に迫った永久シードを次なる目標とした

ベストショットに輝いたのは「ワールドレディス選手権 サロンパス杯」最終日の17番ホールでの申の2打目。首位の鈴木愛を1打差で追う中、17番（パー5）の残り224 ydから3Wで放った一打は、ピンをかすめて1mにピタリ。これを沈めてイーグルとして逆転首位に浮上した。「結果だけじゃなく、クラブフェースに乗った感じも狙い通り。人生の中でも数少ないベストショット」と申。録画映像を見て「鳥肌が立ちます」と当時の興奮を呼び覚ましていた。

敢闘賞は今年を象徴する若手プロたちが受賞した

ベストコメントは「ヨネックスレディス」で2年ぶりの復活優勝を飾った大山志保の「ここで20代、30代、40代で優勝できて幸せです。20回（大会）を41歳で勝てた。30回大会時は51歳。ぜひ出場したい」。大山はうれし涙をこぼしながら「51歳でも出場できるレベルでいたいです」と繰り返した。

本人もびっくり？のビューティ・オブ・ザ・イヤー受賞の成田美寿々

成績、社会への貢献姿勢、内面・外面の美しさにおいて最も輝いている選手に贈られる「LPGA資生堂ANESSA Beauty of the Year」を受賞したのは、今季3勝を挙げた成田美寿々。「信じられないです」と目を丸くしたが、「常に笑顔でプレーすることを心掛けています」と、多くのファンを引きつけるポイントを挙げた。

「LPGAアワード2018」の全受賞者は以下の通り。

年間最優秀選手賞（LPGA Mercedes-Benz Player of the Year）：申ジエ
賞金ランキング第1位：アン・ソンジュ
平均ストローク第1位：鈴木愛
新人賞：小祝さくら
LPGA資生堂ANESSA Beauty of the Year：成田美寿々
敢闘賞：小祝さくら、勝みなみ、松田鈴英、新垣比菜、原英莉花、カリス・デイビッドソン、大里桃子
ステップアップツアー賞金ランキング第1位：河本結
メディア賞「ベストショット」部門：申ジエ
メディア賞「ベストコメント」部門：大山志保
LPGA栄誉賞：申ジエ
LPGA輝き賞：畑岡奈紗
特別賞：斎藤裕子、比嘉真美子