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陰に隠れてきたジュニア時代 松田鈴英のゴルフ漬け生活

2018/11/10 21:14


◇国内女子◇伊藤園レディス 2日目(10日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)

2打差の3位から出た松田鈴英が「65」で通算11アンダーとし、初めて単独首位に立ってラウンドを終えた。持ち味のショットで8バーディを奪取。自身2度目の最終日最終組からツアー初優勝を目指す。

3週前「マスターズGCレディース」では、初の最終日最終組から終盤に自滅して悔し泣きした。首位を1打差で追う上がり3ホールで、「ショットが縮こまった」と3打落とし4位で終了。苦い経験を踏まえて、「今度は1ホールずつ出来ることをやりたい」と話した。

今でこそ上位争いの常連だが、目立った成績を残せなかったジュニア時代は注目を浴びる機会は少なかった。周囲の期待はむしろ、大学時代に「日本学生ゴルフ選手権」を制した3歳上の姉・唯里さんに寄せられた。ナショナルチームにも選抜され、「みんな姉がプロになると思っていた」という唯里さんは、プロゴルファーには向いていないとの理由で大学職員の道へ。「プロになったら絶対に活躍したけど、何でもできたから(違う道にいった)。勉強だっていつも1番」という姉は、今でも憧れの存在だ。

一方で松田は「大学に行ったとしても勉強は得意じゃなかったし、私にはゴルフしかなかった」とプロを目指し続け、昨年2度目のプロテストでトップ合格した。父・直樹さんとの転戦は、ゴルフのためだけの生活。練習を終えれば「疲れを残さない工夫」と午後7時ごろには就寝し、10時間以上も眠ることもある。宿舎でのわずかな空き時間には、体幹トレーニングなどを入れる。ゴルフ以外には多くの関心を示さない。「いまはそんな時間がないから」と言い切る。

最終日は、同学年でジュニア時代から活躍した永井花奈と同組になった。「伸ばさないと優勝は絶対に出来ない。集中してプレーしたい」。20歳の努力が、ついに実を結ぶか。(千葉県長南町/林洋平)

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