2018年 マスターズGCレディース

今季未勝利の菊地絵理香 苦手コースで続くシルバーコレクターの実情

2018/10/20 21:00
今季は苦手コースで優勝争いが続く菊地絵理香。2位で最終日を迎える

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目(20日)◇マスターズGC (兵庫)◇6528yd(パー72)

今季未勝利の菊地絵理香が17位からスタートして1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」をマーク。通算9アンダーの2位に浮上し、5打差で首位を独走するアン・ソンジュ(韓国)の背中を追う。

後半13番では、133ydから9番アイアンでの2打目を直接カップに沈めてイーグルを奪い、ギャラリーを沸かせた。「春先からずっと調子がいい」というショットを武器に安定して上位に入り、賞金ランキングは7位(6290万3133円)につける。

今季は優勝こそないが、「苦手だったコースで成績がいい」という。挙げたのは「ヤマハレディースオープン葛城」(静岡・葛城GC山名コース)、「フジサンケイレディス」(静岡・川奈ホテルGC富士コース)、「ほけんの窓口レディース」(福岡・福岡CC和白コース)の3大会。

ティショットの打ちづらさが共通し、昨年まではトップ10が一度もなかったが、今季はいずれも2位で終えた。今大会も、コースレイアウトとティマークの向き(打ち出す方向)に気持ち悪さがあり、「嫌いなコースなんです」と吐露。ベストは2015年の13位だ。

苦手コースで“シルバーコレクター”返上を目指したい。(兵庫県三木市/塚田達也)

2018年 マスターズGCレディース