2018年 富士通レディース

惜敗に涙のアン・ソンジュ「実力がまだまだ」

2018/10/14 19:01
アン・ソンジュ(右)は惜敗後、目に涙を浮かべて悔しがった

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(14日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)

1打差で成田美寿々に敗れ2位に終わったアン・ソンジュ(韓国)は報道陣に囲まれ「しょうがないですね」とゆっくりと切り出した。優勝を逃した悔しさに「私の実力が…。まだまだで」と言い、両手で顔を覆った。上を向き5秒ほどの沈黙後、「すみません。まだ足りないところが見えてきたので」と目に涙を浮かべた。

1組前の成田と同スコアで迎えた最終18番は1mのパーパットを残した。「きょうフックパットの不安がすごくあった。色々ルーティンを変えながらやってみたけどダメだった」。左に外すことを嫌うと、カップ右をすり抜けた。「思うところには打てていた。左に外したくなくて、曲がりを大きく見たけど、距離感はあっていなかった」と悔やんだ。

単独2位になり704万円を加算した賞金ランキングは1位(約1億3299万円)を守った。4季ぶり4度目の賞金女王に向けシーズンは残り6試合になる。「仕方ないと言ってはいけないんですけど…。自分がまだまだ足りない、練習するしかないです」。悔しさを押し殺し、必死に前を向いた。(千葉市緑区/林洋平)

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