2018年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子

ツアー唯一の東北開催 ゆかりの選手がズラリ首位

2018/09/21 18:54
あすは誕生日。ハッピーバースデーウィークとできるか?

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(21日)◇利府GC (宮城)◇6534yd(パー72)

4アンダーで5人が並んだリーダーボードの最上位には、東北にゆかりのある選手たちがずらりと並んだ。山形県出身で東北高卒の大江香織と、東北高から東北福祉大へ進学した原江里菜、東北福祉大卒の佐伯三貴、そして福島県出身の酒井美紀だ。

「優勝したい試合の1つ。大学で過ごしてお世話になった人も見に来てくれるので、ほっこりします」というのは、きょうが33歳最後のラウンドとなった佐伯。「33歳最後に良い終わり方ができたので、あすはまたよい始まりができるように頑張りたい」と、満足そうにほほ笑んだ。

今週は自分の週?原江里菜の予感はここまで的中

原はまた少し違った感情を抱いている。「高校の時からずっとお世話になっていた人が6月に亡くなった。今年は2回目の仙台です」と、亡き人の面影とともに利府にいる。「ずっと仲良くしてくれていた友達も、きょう初めて試合を観に来てくれた。先週はこっちゃん(香妻琴乃)が勝って、久しぶりにそういう人たちが勝つような雰囲気も出てきた。自分で流れを感じずにはいられない週だった」という予感通りの位置にいる。

2014年に今大会を制している酒井は「相性が良いんですかね」と微笑んだ。「難しいコースが好きなのと、速いグリーンが好きなので、それが合っていると思う」と、同年以来となるツアー3勝目を狙う。

大江は「特別は特別だけど、何回も出ているので。最初は緊張したけど、いまはもう緊張しすぎても良くないと思う」と平常心で戦っている。(宮城県利府町/今岡涼太)

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