パット復調の香妻琴乃 秘策は8650円/1時間
2018/08/18 20:30
◇国内女子◇CATレディース 2日目(18日)◇大箱根CC(神奈川)◇6704yd(パー73)
香妻琴乃は不調だったパットが決まり、6バーディ2ボギーの「69」で回った。首位と4打差の通算6アンダー4位タイにつけた。
タッチを合わせられなかったグリーン上で今季、何度悔やんだことか。「思うように打てなくて」と色々な人に相談した。予選落ちした前週「NEC軽井沢72」では、7年ぶりにパターを替えてみたが、どうもしっくりこない。
同じくパターに悩みながら復調した東浩子に勧められ、12日(日)に東京・恵比寿のゴルフスタジオを訪れた。一般ゴルファーらも受講する1時間8650円のレッスンに参加し、様々な方向から自らのストロークを撮影した。「いま自分がどのような打ち方をしているか」理論的な分析を受けた。
課題とされたのは、「ボールの位置が体から遠すぎること」と「スイングのスピードが遅いこと」だった。その2点を意識すると、「すっと上がらなかったテークバックの悩みがなくなった」。今大会は、初日27パット、2日目26パットとスコアに結びつけた。
昨年の予選会を下位(104位)で終え、出場試合数が限られる今シーズンは「3月からパットさえ良くなってくれたらと思っていた。いまは自分のベストを尽くすと結果は出ると思う」。2014年に平均パット数1位になったグリーン上での自信は戻ってきた。(神奈川県箱根町/林洋平)