2018年 CATレディース

三浦桃香は“甘め宣言” 周囲に期待され過ぎて…

2018/08/17 18:06
自らを追い込み過ぎていたという三浦桃香。好位置につけた

◇国内女子◇CATレディース 初日(17日)◇大箱根CC(神奈川)◇6704yd(パー73)

首位と2打差の4アンダー4位タイにつけた19歳の三浦桃香。シーズン序盤戦の活躍で過度な期待を寄せられ、調子を崩していたという。

春先に2試合続けて最終日最終組に入った。未勝利のツアールーキーに全日本空輸や資生堂など大手のスポンサーが計5社ついた。観客からの人気は高く、ラウンド後にはサインを求める長蛇の列。三浦は「周りの方たちはすごく期待してくれていた」と振り返る。

一方で結果を出せず、賞金ランキングは69位にとどまる。プロテストは第2次予選で失敗した。「期待に応えられなくて…。何で出来ないんだろう」と自分を責めた。

母・恭子さんによると、性格は「根っからのマジメ」。三浦は試合を終えた翌月曜日に必ず東京でトレーニングを行い、翌火曜日に次の試合会場に移動し、練習ラウンドをしてきた。いわば無休の状態だったが、夏場に体重が落ちていた。ベストの52kgから「50kg以下にはなっていた」という。

「すごく追い込んでいた。でも、自分を責めても、もう無理だなって思った。ちょっと考え方を変えた」。2週前に月曜日を休むと決めると、目覚めが良くなった。「自分に甘くなりましたね」と笑った。

午前7時55分にティオフしたこの日は「(2度の)連続バーディも獲れたし、良かった」。後半13番(パー5)のティショットは得意の1Wで会心の当たり。2オンからイーグルを奪い、微笑んだ。「最近みんなから表情も良くなっているねって言われるんです」。声も弾む。(神奈川県箱根町/林洋平)

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