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復帰4戦目でV争い 大山志保は「気持ちだけは負けない」

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目(2日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6422yd(パー72)

全盛期を思わせる力強いガッツポーズが復調の証しだ。7位から4打差を追ってスタートした大山志保が6バーディ、2ボギーの「68」とし、通算6アンダーの単独首位に浮上した。頸椎椎間板ヘルニアによる離脱から8カ月ぶりにツアー復帰して4試合目。2016年「フジサンケイレディス」以来となる通算18勝目のチャンスを広げた。

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圧巻の終盤だった。6mのパーパットを沈めた15番のガッツポーズがチャージの狼煙。16番(パー3)、17番で5mをねじ込んだ。最終18番(パー5)では単独首位を確保する1mのバーディパットを決めて、3連続バーディフィニッシュ。気迫がこもった表情で右こぶしを握り締めた。

患部は完治まで至っていない。週初めには「首と背中が痛くて、部屋で休んでいた」と話し、プレーへの不安も少なからずあった。前週はショットの調子もイマイチだったが、大会2勝(2006、15年)を誇る好相性の舞台が後押しするのか。「ヨネックスCCの練習場に来てから、不思議と調子が良くなった。ボールは上がるし、距離も戻って、パットも入る」と、気分良く初日のティグラウンドに立った。

精一杯スイングしているつもりでも、「前みたいには振れていないと思う。6、7割くらいですね」と手負いの体に歯がゆさはあるが、「気持ちだけは負けない」という自負がある。「気持ちで技術面をカバーする。気持ちで戦う。それしか、私にはないですから」。20歳の石川明日香、22歳の木村彩子とプレーする最終日最終組。41歳の真骨頂を、若手のライバルたちに見せつける。(新潟県長岡市/塚田達也)

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