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勝みなみはV逸も前向き 敗戦で得た多くの収穫

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 最終日(27日)◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6569yd(パー72)

19歳に勝利の女神は微笑まなかった。2打差を追ってスタートした勝みなみは「66」をマークし、通算13アンダーで岡山絵里とのプレーオフに突入。1ホール目をボギーとして敗れ、アマチュアで制した2014年「KKT杯バンテリンレディス」以来のツアー2勝目、プロ転向後の初優勝は叶わなかった。

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クラブハウスに引き上げてきた勝に涙はなく、「しょうがないと思います」と笑顔で惜敗を受け止めた。プレーオフを戦った18番。ピンまで156yd、フェアウェイから7Iで打った2打目は「ライン出しで打ったら、ちょっと右に出た」とピンサイドにあるグリーン右のガードバンカーへ。3打目はカップを2.5mオーバーし、パーパットを外して勝機を逸した。

一方で、7バーディ、1ボギーとした最終ラウンドは手ごたえ十分の内容だった。今週からショットのアドレスにかける時間を短くすることを意識し、「これまでは体が固まってショットがブレていたけれど、良い感じに振れるようになった」と好感触。「今週は(今季で)はじめて3日間を60台で回れたし、それだけでも収穫」と気持ちは前向きだ。

「プレーオフも経験できた。これからも試合はたくさんあるし、この悔しさをいかして、どんどん優勝できるように頑張りたい」。敗戦を振り返る表情は、最後まで清々しいものだった。(兵庫県三木市/塚田達也)

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