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「かなり我慢するタイプ」永峰咲希は勝負強さを発揮

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(13日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6428yd(パー72)

22歳の永峰咲希は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、首位と1打差の2アンダー2位タイ発進を切った。プレーした107選手の中でアンダーパーは13人。硬く傾斜の激しいグリーンを前に「ショットが悪くなかったから、流れでパットも決まってくれた」と振り返った。

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イーブンパーで折り返すと後半11番(パー5)は90ydの3打目を52度で1mに絡めてバーディ。最終18番(パー5)は10mのバーディパットを決め、「今季一番長いパットが入ってくれた。あすにつながる」と喜んだ。

難コースで我慢強く戦うことは得意にするところ。「バーディ合戦になっていくとついていけないところはあるけど、粘るのは苦手じゃないんです」という。自らの性格も「かなり我慢するタイプで、それがゴルフにも影響している」と分析するほどだ。

「我慢のことで言うと、わたしは基本的にケガをしたりしても痛いって言わないんです」。中学時代に出場した「日本ジュニアゴルフ選手権」でティオフ前に鼻血を出し、ガーゼをつめてスタートしたときのこと。「ガーゼをすごく奥までつめられちゃって…。今までで一番痛かった。自然と涙が出ちゃうほどで、ラウンドどころではなかった」が、勝負強さを発揮し結果2位に入った。「わたしが痛いって言ったら、よっぽどだと思う」とおどけた。

2014年にプロテスト合格もツアー未勝利。「前は同年代がライバルだって思っていたけど、もうそんなことも言っていられない。焦りもあるけど下の世代が活躍するのは刺激になる」。2日目は雨予報。「攻めと守りをしっかりやりたい」と気を引き締めた。(熊本県菊陽町/林洋平)

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