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原江里菜、諸見里しのぶ、藤田光里・・・実力者たちの厳冬

◇国内女子◇ファイナルクォリファイングトーナメント 最終日(1日)◇有馬カンツリー倶楽部 (兵庫県)◇6439yd(パー72)

ツアーを彩る実力者たちが厳しい現実に直面した。来季前半戦の出場権をかけた最終予選会で、通算2勝の原江里菜は50位、同9勝の諸見里しのぶは60位、2015年に初優勝を飾った藤田光里は66位に終わった。LPGAによると35位前後が出場権の目安となり、3人は出場できる試合数が限定される見込みだ。

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最終日をパープレーで終えた原は「きょうは酷かった。でも今の自分の状況では精一杯だと思う」とガラガラ声で振り返った。大会前にひいた風邪で「初日の夜は咳で寝れなかった」と万全ではなかった。体調は徐々に上向いたが、前夜は「緊張で」充分な睡眠をとれなかったという。

スイングリズムを速める修正を加えた今季は、ショットの不振に陥って賞金ランク65位とし、5年続けて保持したシードを喪失。「これと同じ失敗をしちゃいけない」と肩を落とした。2017年の実績と合わせると、来季前半戦は数試合の出場は見込める状況。「今季より悪いってことはない。基本に立ち返ろうと思う。シード復帰したい」と気丈に来季を見据えた。

再起を誓った諸見里は「悔しい思いがある」と視線を落とした。66位から巻き返しを図ったが、「今季流れをつかめない感じがあったが、それが出た」。後半に4バーディを奪ったものの、3ボギーを喫した。第四肋軟骨(ろくなんこつ)の炎症、重度のアレルギー症状改善のため1年を休養に充て、昨季から本格復帰を果たしたが、来季前半戦の出場権を逃した。「それでもQTに向けて準備してきたので」と淡々と語った。

ケガに泣いた藤田は「痛みがあったし、厳しかった部分はあった」と明かした。昨年11月から左ひじの『肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)』に苦しんで、悪化すると日常生活にも支障が出た。

シーズン中は打ち込みを控えたが、「最後だと思ってQTに向けて結構打ち込んだ。ショットの状態は悪くなかった」という。医師からは手術を勧められており、「(手術をしないと)完治しないと言われている。これから相談して決めたい。シーズン中は休む勇気がなかったし、少し時間もできると思うので」と前向きにとらえた。(兵庫県三田市/林洋平)

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