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風が惑わす最終戦 テレサ・ルーが賞金レースのカギ握る?

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 初日(23日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6448yd(パー72)

吹き荒れた強風が、女王レースの行方を左右するかもしれない。この日、第1組がティオフした午前9時ごろに強まり出した風は、午後には8.2m/sに達した。単独トップに立ったテレサ・ルー(台湾)は「曲がったらしょうがないから」と割り切って、8バーディを量産した。

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冬場に強風が吹き荒れる台湾の淡水でゴルフの腕を磨いた30歳は、力強いショットの持ち主。後半15番からピンにからめて3連続バーディでトップに駆け上がった。風が吹くと有利では、という問いに「いやいや」と苦笑いで恐縮したが、「(ミスをしたら)自分のせいじゃなくて風のせいにしようと思って」と舌をペロリと出した。

一方で風に惑わされたのは上田桃子。13番までに4アンダーと上位にいたが、強さの増した風に「終盤が難しいコースで、風の読みが難しくなって…。読み違いがあった」と14番から3連続ボギーで後退。ティショットを大きく左に曲げた最終18番でもダブルボギーを喫して1オーバー13位で初日を終えた。

前半1mほどのチャンスで得意のパットを決められなかった鈴木愛は「風があって、なかなか難しくて」と明かし、3アンダーの2位につけた笠りつ子は3つのボギーを「風の読み間違いでしっかりコントロールできなかった」と振り返った。

気象庁によると、宮崎市は2日目も初日と同じような強さの風が吹く。鈴木愛がトップにいる賞金女王争いで、キム・ハヌルイ・ミニョン申ジエ(すべて韓国)は優勝が逆転の最低条件だ。自身の戴冠はないが、「あしたも風が強いそうですね」と笑うルーの存在が、タイトルレースのカギを握りそうだ。(宮崎県宮崎市/林洋平)

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