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初の日本人キャディも…アン・シネは意思疎通で苦戦

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 初日(19日)◇マスターズGC (兵庫)◇6507yd(パー72)

戸惑いの表情でホールアウトした。アン・シネ(韓国)は3バーディ、9ボギーの「78」。6オーバーの97位で初日を終えた。「ショットやアプローチなど全体的にうまくいかなかった。自分でも何が何だかわからなかった」と下を向いた。

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前半はイーブンパーで折り返したが、後半アウトは4連続ボギーなど散々な内容。フェアウェイキープ率も57%に落ち込み「頭が真っ白になってしまった。自分でも思い返せないぐらい」。4週ぶりの日本での戦いはご当地の神戸牛などを食べて英気を養っていたはずだが、痛恨の出遅れとなった。

相棒の交代もスコアに悪影響を及ぼした。今大会からこれまでの兄と慕う韓国人キャディではなく、初の日本人となる望月龍太キャディとタッグ。日本語を覚えるためにと、アンが要望したというが「英語とボディーランゲージだけなので、うまく言葉が伝えられなかった」と表情を曇らせた。

望月キャディも「韓国の選手は距離が全てメートル。今まで自分はヤードで伝えてきたので、メートルとヤードの換算で必死だった。すぐに数字が出てこなかった。あしたはもう少し自分から意見を言ったほうがいいかな」と反省点をあげた。

「ちょっとずつ、いっしょにやっていくことでお互いうまくできると思う」とアン。関西では初めてとなるプレーだけに、このまま終わるわけにはいかない。(兵庫県三木市/玉木充)

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