予定していたパター練習を中止し、急きょアプローチコンテストに参加し優勝した川崎志穂

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 2日目(7日)◇東名CC (静岡)◇6589yd(パー72)

夕暮れの富士を背に、優雅なボサノバが流れる。腕組みのギャラリーも見守る中、任意の64選手がアプローチコンテストに参加。7月のプロテストに合格した川崎志穂が優勝を決めた。

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「スライスラインと聞いていたので、少し左を向いて打ちました。低い球なのか、高い球なのか、打ちたい球をイメージするのが大事」。31ydの距離から練習なしでチャレンジは2球のみ。「最初は遠慮しようと思っていましたが…」と話したが、それでも58度を握り、見事一発でカップインして喝采を浴びた。

キム・ヘリム（韓国）も2球目でカップインし「優勝した感じですごくうれしかった。予選落ちしたから、アプローチコンテストだけでも頑張ろうと思った」。優勝した川崎とキムにそれぞれ賞金25万円が贈られる。川崎は「賞金で家族やゴルフ仲間とご飯に行きたい」と、うれしい臨時ボーナスになったようだ。（静岡県裾野市／玉木充）