表純子の鉄人記録は241試合で幕「解放感はある」
2017/09/23 17:34
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2日目(23日)◇利府GC (宮城)◇6551yd(パー72)
首位と3打差の10位から出た表純子が4ボギー1ダブルボギーの「78」として、通算5オーバーの74位で予選落ちした。優勝が必須だった次週の「日本女子オープン」の出場資格を得られず、2011年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」からの連続出場記録は241試合で途切れた。
「残念ですが、今年の調子だと仕方ないという感じです」と肩を落とした。低迷の一因は、右肩三角筋の炎症だ。「フィニッシュ時に痛みが出ることで、振り切るのがやっと」。ドーピング違反の懸念があるため、注射による治療を避けた。回復には休養を求められたが、記録更新のため出場を続けてきた。
「来週ゆっくり休みたい」としながらも、「(記録更新が)なくなったのは少し寂しい。でも、休めないというプレッシャーからの解放感はあります」と複雑な思いを口にし、女子ゴルフ界の“鉄人”はコースを後にした。
継続中の記録ではささきしょうこの53試合(2016年「サントリーレディス」~)が最多となっている。(宮城県利府町/糸井順子)