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有村智恵が会心イーグルで2位発進 藍の最終戦に学び

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(22日)◇利府GC (宮城)◇6551yd(パー72)

ギャラリーの声援も力に変えた。2009年大会覇者で東北高出身の有村智恵が1イーグル5バーディ、4ボギーの「69」でプレーして3アンダーの2位。首位を1打差で追う好発進だ。

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3連続バーディで勢いよく滑り出した序盤だったが、「ティショットのミスからリカバリーがうまく行かなかった」と6番、7番(パー3)を2連続ボギーとして後退した。見せ場は17番。残り131yd、ファーストカットからPWで放った2打目を直接カップに沈め「(カップインは)見えなかったけど、ギャラリーの反応でわかった」とイーグルを奪った。

続く18番(パー5)でのグリーン手前まで運んだアプローチは「直接狙いにいった」とカップにわずか届かなかったものの、楽々バーディで締めくくった。「17番のラッキーもあったけど、最後まで粘り強くプレーしたことがこのご褒美につながった」と最終盤で粘りをみせた。

前週の「マンシングレディース東海クラシック」で予選落ちを喫し、日曜日は東北高の先輩・宮里藍のラストマッチをテレビ観戦した。「高まる気持ちがある中でも、1打1打に集中していた。それが宮里藍のゴルフだと思ったし、自分は一喜一憂して1打を見失っていた」と話した。

今シーズンは22試合に出場し、賞金ランキングは66位に沈む。武器としていたショットメーカーとしての自信は影を潜め「良いゴルフが出来た日があっても、次につなげられない歯がゆさがある」と葛藤も明かした。シーズン前に想像していた位置とは遠く離れているが、「1打1打にベストを尽くしていく」ことが宮里の現役最終戦から教わったことだ。

「あしたは間違いなく自分自身に期待してしまうし、周りからの声も聞こえてくる。この大会は毎回特別な思いできているので気持ちが入ってしまうけど、うまくコントロールしながらプレーする」。応援してくれる友人や子どもたちの前でいい姿を見せたい。(宮城県利府町/糸井順子)

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2017年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン



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