不動裕理が4年ぶり「65」で猛追5位 パットのヒントは香妻から
2017/06/25 18:17
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6545yd(パー72)
25位から出た不動裕理が8バーディ、1ボギーの7アンダー「65」でプレーして、通算12アンダー単独5位でフィニッシュ。トップ5は15年の「PRGRレディス」以来2年ぶり。この日の最少スコアとなった「65」は不動自身、13年「NEC軽井沢72」2日目以来4年ぶりのスコアだった。
2日目に開眼したという1Wショットは「チーピンばかり」と鳴りを潜めた一方で、「パターに助けられた。取りこぼしはほとんどない」と、最終日のパット数「26」でバーディを量産した。
3日目に同組だった香妻琴乃からパッティングのヒントを得た。ラウンド後、ツアー通算50勝を挙げている不動が、パッティング練習で意識していることを香妻に質問した。「『インパクトで緩まないようにしている』と。わたしも(きょうは)打ち過ぎを怖れずにカツンカツンと打っていった」結果だという。
「今週は4日間を通じてパッティングが入っていた。そこまで悪いショットもなかったし、良い感覚でプレーできていた」。15年から出場試合を大幅に減らし、いまはのんびりマイペースに試合を迎えている。現在はパートタイマー?で出動する奥様ゴルファー。好成績にも「たまたまです」と控えめな笑顔を見せた。
5位の賞金額900万円に加え、この日のベストスコア賞100万円を獲得した。「これでトレーニング代が稼げました」とはいうものの、今後の出場試合は未定。若手台頭の女子ゴルフ界で、久しぶりにベテランの強さが光った。(千葉県袖ケ浦市/糸井順子)