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高額大会に帯同? 成田美寿々、首位浮上にコーチの存在

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 2日目(23日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6545yd(パー72)

ツアー通算7勝の成田美寿々が圧巻の「65」で猛追だ。首位と2打差の4位から出ると、1イーグル5バーディを奪って通算11アンダーの単独首位に浮上。絶好の位置で決勝ラウンドを迎える。

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出だしの10番(パー5)で1.5mを沈めてバーディとすると、14番(パー5)では「打った瞬間はちょっと弱いかなぁと思ったけど、手前からラインに乗ってジャストタッチで入ってくれた」と、45ydからの第3打をカップにねじ込みイーグルを奪った。さらに17番では、残り117ydの第2打がもう少しでカップインというショットも披露。「2つ目が入ったら、(幸運が続きすぎて)帰りの車は気をつけなきゃ」と、ジョークを交えて振り返った。

ショットの好調ぶりが目立ったが、好スコアの要因はパッティングだという。今シーズンから、新たにパッティングコーチとして南秀樹プロと契約し、「勝負を懸けたい試合には1週間、帯同してもらっている」という。南コーチは今季、「ダイキンオーキッドレディス」、「ワールドレディスサロンパス杯」に続いて3試合目の帯同となった。

「ラウンド中のプレーを見てもらうことで、的確な練習方法を教えてくれる」というのが、そのメリット。「いつもはラウンド後に軽めの練習しかしない」というが、今週は初日のラウンドを終えてから、パット練習に多くの時間を割いた。上りのパットを打ち切れてなかった課題を、即座に修正。「バックスイングで小さくなりがちなテークバックをしっかり取り、体で打つ」との反復練習が奏功したという。

今季12試合でトップ10は1度のみ。賞金ランク29位は、まだまだ物足りない数字だ。南コーチを帯同させる今後の予定を聞くと、「日本女子プロ選手権、日本女子オープン、マスターズGC・・・」と高額賞金大会がズラリとならぶ。今週も、優勝賞金3240万円のビッグマネーが動く大会。その狙いは、もちろん明確だ。(千葉県袖ケ浦市/糸井順子)

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