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涙の逆転負けから1年 勝みなみが始めた母娘ドライブ転戦

◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(15日)◇袖ヶ浦CC新袖C◇6566yd(パー72)

最終日の逆転負けで涙に暮れてから1年。勝みなみは史上初のアマチュア2勝目を諦めていない。開幕前日に「リベンジしたい気持ちはある」と意気込んだ。

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単独首位で最終日を迎えた昨年大会は、申ジエに2打差を逆転されて、目を赤くした。15歳で2014年「KKT杯バンテリンレディスオープン」を制してから、2勝目に最も近づいた瞬間で「いろいろと勉強をさせてもらった舞台。思い入れはもちろん強い」という。

3月に鹿児島高を卒業して、プロテスト受験のためゴルフに専念した。ツアーでは今季10試合目を迎え「試合が始まってからは去年の生活と同じ」と、23試合に出場した昨年の日々と変化は多く感じない。違いは2月下旬に自動車の運転免許を取得し、母娘で車での転戦を続けていることだ。

帯同する母でキャディの久美さんは「ありがたいことですが、どうしても公共の交通手段だと、顔を指さされることがあって。車だと落ち着けるようです」と理由を説明する。愛車は8年ほど前に130万円で購入した中古のトヨタ車。連戦で福岡から名古屋間の約764kmも走破したこともある。総走行距離はすでに13万kmを超えた。

前週「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の2日目には、ホテルを出るときにタイヤがパンクしていた。今シーズン、韓国人選手の通訳を務めるイ・ジウ(韓国)の車に乗せてもらい難を逃れたが、久美さんは「そろそろ新車を買わないといけないけど(転戦費用で)お金がなくて…。大変です」と苦笑いする。

それでも母娘の道中には楽しさもある。高校1年でプロ優勝した勝は結局その後、3分の1ほどしか登校できなかった。また、教師だった母にとっては「学童保育に預けていたし、ゴルフをしてからは忙しかったから」と幼少期の娘との思い出も少ない。「学校に通えないことも多かったし、あんまり旅行に行った記憶もない。社会勉強のつもりでね」(久美さん)と観光地に立ち寄りながら移動。広島県では原爆ドーム、平和記念資料館、群馬県では富岡製糸場を訪れたのが思い出だ。

年季の入った車で移動する母娘。「2勝目が出来たら最高。でも焦ることなく、頑張っていきたい」と声をそろえた。(千葉市若葉区/林洋平)

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