2017年 サントリーレディス

「最後かも…」勇気振り絞る 新垣比菜、宮里藍と同伴実現

2017/06/05 17:40
同郷の大先輩・宮里藍と練習ラウンドを行った18歳アマの新垣比菜

◇国内女子◇サントリーレディスオープン 事前情報(5日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6511yd(パー72)

アマチュアの新垣比菜(18)が5日、同じ沖縄県出身で今季限りの引退を表明した宮里藍と9ホールの練習ラウンドを行った。「私が勝手に(予約を)入れました(笑)」。3月「ダイキンレディス」予選ラウンド以来の同伴プレーに「ステキでした。プロテストを受けていることに“頑張ってね”と言ってくれました」と大きな瞳を輝かせた。

尊敬してやまない大先輩とのラウンドは、勇気を振り絞って実現した。父・博昭さんが練習ラウンドの予約を取るためコースに電話を入れたところ、予約済みの宮里のラウンド相手がいないことを確認した。「どうする?」という父からの誘いに、最初は「遠慮した方がいいかな」と迷ったというが、「もしかしたら最後(の国内ツアー出場)かもしれないと思って、一緒に回ってみたいと思いました」。宮里の隣に名前を入れてもらった。

引退表明を聞いた当初は「ビックリしました。さみしかったです」とショックを受けたが、「きょうのラウンドでは引退のことは考えていませんでした」と、ときおり談笑を交えながらのプレーを楽しんだ様子。「決勝ラウンドで一緒に回れるように頑張りたいです」と意気込み、フィールドでの再会を誓った。(兵庫県神戸市/塚田達也)

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